中学校 理科 1年 【1-4 大地の活動 1章 火山(p.188ー209) (p.209)】

大問1

ある火山Aの近くで集めた火山灰を観察すると,全体的に白っぽく見えました。
□① 火山灰のように,噴火によって火口から噴き出したものをまとめて何といいますか。( 火山噴出物 )
□② この火山灰が白っぽいのはなぜですか。( 無色鉱物の割合が多いから。 )
□③ 火山Aの形は,次のア〜ウのうちどのようになっていると予想できますか。(  )


□④ イのような火山の形になるのは,マグマのどのような性質によりますか。( マグマのねばりけが大きい。 )
□⑤ ア〜ウのうち,比較的おだやかな噴火をくり返す火山はどれですか。(  )
□⑥ アの火口付近でできた岩石を観察すると,どのような色合いだと考えられますか。( 黒っぽい。 )

大問2

次の図は,花こう岩を観察したときのスケッチです。
□① 岩石の中に見られる,白色や黒色などの粒を何といいますか。( 鉱物 )


□② ①の粒は肉眼で見えるほど大きく,すき間なくうまっています。このような岩石の組織を何といいますか。( 等粒状組織 )
□③ ①の粒が大きく成長した理由を説明しましょう。( マグマがゆっくりと冷えたから。 )
□④ 別な岩石を観察したところ,下の図のような特徴が見られました。これは,どのようにしてできた岩石ですか。( 流水のはたらきでできた堆積岩。ふくまれる粒が丸く,そろっているため,粒は流水によって運搬される間にぶつかり合い,粒の角がけずられて丸くなったと考えられる。 )


大問3

次のア〜エの火成岩について,学んだ見方・考え方をいかし2つに区分します。その基準と観点を,自分なりに考えて表にまとめましょう。



説明


▶火山(p.193〜196)

□日本の地下など,プレートが沈みこむ場所では,岩石がとけたマグマができる。マグマは,地下数kmのマグマだまりにたまっていて,そのマグマが地表に噴き出す現象が噴火である。噴火が起こると,マグマは溶岩や火山灰などの火山噴出物になる。
□マグマにはねばりけのちがいがあり,ねばりけによって火山の形や噴火のようすが異なる。


▶鉱物と岩石(p.197〜209)

□火山灰などにふくまれる規則正しい形をした結晶を鉱物という。
□マグマが冷えて固まってできた岩石を火成岩といい,火山岩と深成岩に分けられる。
・火山岩…マグマが地表や地表近くで短い間に冷えて固まった岩石。火山岩のつくりを斑状組織といい,斑晶と石基からできている。
・深成岩…マグマが地下深いところで長い時間をかけて冷えて固まった岩石。深成岩のつくりは,結晶が大きく成長した鉱物の集まりで,等粒状組織という。




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