中学校 理科 2年 【2-1 化学変化と原子・分子 1章 物質のなりたちと化学変化(p.16ー41) (p.41)】

大問1

図のようにして,水の電気分解を行い,発生した気体を調べる実験をしました。
□① 水を電気分解するとき,水酸化ナトリウムを溶かす理由は何ですか。( 水に電気を通しやすくするため。 )
□② 陰極にたまった気体にマッチの火を近づけると,ポンと音をたてて燃えました。この気体の名前と化学式は何ですか。( 水素,H2 )
□③ 陽極にたまった気体に火のついた線香を入れると,炎をあげてよく燃えました。この気体の名前と化学式は何ですか。( 酸素,O2 )
□④ このように,ある物質から何種類かの別の物質ができる化学変化を何といいますか。( 分解 )


大問2

図のようにして,炭酸水素ナトリウムを加熱し,発生した気体や加熱前後の物質を比べる実験をしました。
□① 発生した気体に石灰水を入れてふってみると,白くにごりました。この気体の名前と化学式は何ですか。( 二酸化炭素,CO2 )
□② 気体の発生が止まったので,加熱をやめようと思います。火を消す前に,どのような操作をしなくてはなりませんか。( ガラス管の先を水から出す。 )
□③ 加熱した試験管の口の部分には,液体がついていました。青色の塩化コバルト紙をつけてみると,うすい赤色に変化しました。この液体の名前と化学式は何ですか。( 水,H2O )
□④ 加熱していた試験管には,白い物質が残りました。もとの炭酸水素ナトリウムと比較するため,それぞれを水に溶かしてフェノールフタレイン溶液を加え,色の変化をみました。どのようなちがいがみられますか。( 炭酸水素ナトリウムの方はうすい赤色になる(弱いアルカリ性)。加熱後の物質(炭酸ナトリウム)の方は赤色になる(強いアルカリ性)。 )


大問3

鉄(スチールウール)と硫黄によって起こる化学変化について図のような実験を行いました。
□① 加熱後にできた物質を取り出して磁石を近づけました。この物質は,磁石につきますか。( 磁石につかない。 )
□② 加熱後の物質をうすい塩酸の中に入れると気体が発生しました。この気体は,鉄をうすい塩酸の中に入れたときに発生する気体と同じですか,ちがいますか。( ちがう。 )
□③ この実験で,鉄と硫黄に起こった変化を化学反応式で書きましょう。( Fe + S → FeS )



▶化学変化と原子(p.17〜32)

□物質そのものが変化して,別の種類の物質ができる変化を化学変化という。
□物質が酸素と化合することを酸化といい,酸化によってできた物質を酸化物という。
物質 + 酸素 → 酸化物
□物質が,激しく光や熱を出しながら酸化することを燃焼という。
□すべての物質は原子からできている。
□原子を質量や性質をもとにして整理した表を周期表という。原子には,原子番号がつけられていて,おおよそ原子番号の順に,原子1個の質量は大きくなる。
□1種類の原子からできている物質を単体といい,2種類以上の原子が結びついてできている物質を化合物という。
□いくつかの原子が結びついて,1つのまとまりになったものを分子という。
□原子の記号を使って表した物質の記号を化学式という。



▶原子モデルをいかした仮説(p.33〜41)

□1種類の物質から,何種類かの別の物質ができる化学変化を分解という。
□電流によって物質を分解することを電気分解という。
H2O → 2H2 + O2
□加熱したときに起こる分解を熱分解という。


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