大問1
同じ2本の電熱線を使って,下の図のように2種類の回路をつくり,電流を流しました。電源の電圧は3Vとします。
□① 図1で,次の各点の電流の大きさは,どちらが大きいですか。
ア AとB イ BとC
ウ DとE エ AとF( ア同じ )( イ同じ )( ウ同じ )( エ同じ )
□② 図2で,次の各点の電流の大きさは,どちらが大きいですか。
ア AとB イ BとC
ウ CとE エ EとF( アA )( イ同じ )( ウ同じ )( エF )
□③ 図1で,次の各点の間の電圧は,それぞれ何Vになりますか。
ア AB間 イ BC間
ウ CD間 エ DE間( ア1.5V )( イ0 )( ウ1.5V )( エ0 )
□④ 図2で,次の各点の間の電圧は,それぞれ何Vになりますか。
ア AB間 イ BC間 ウ CD間
エ BD間 オ DE間 カ AF間( ア0 )( イ0 )( ウ3V )( エ3V ) ( オ0 )( カ3V )
大問2
図1の点Aを流れる電流は1A,図2の点Aを流れる電流は3Aです。
□① 図1の回路全体の抵抗は何Ωですか。( 30Ω )
□② 図1の点Bを流れる電流は何Aですか。( 1A )
□③ 図1のAB間,BC間にかかる電圧は,それぞれ何Vですか。( AB間:20V )( BC間:10V )
□④ 図2の回路全体の抵抗は何Ωですか。( 10Ω )
□⑤ 図2のAD間,BD間,CD間にかかる電圧は,それぞれ何Vですか。( AD間:30V )( BD間:30V )( CD間:30V )
□⑥ 図2の点B,C,Dを流れる電流は,それぞれ何Aですか。( B:1A )( C:2A )( D:3A )
大問3
100gの水に電熱線を入れて電流を流す実験をすると,水温の上昇は,下のグラフのようになりました。次の文の( )に当てはまる言葉や数字を書きましょう。
□① グラフから水温の上昇は,( )に比例することがわかる。( 時間 )
□② 異なる電熱線で実験して比べると,同じ時間の温度上昇は,電圧×電流,つまり,( )に比例することがわかる。( 電力 )
□③ 電熱線に,1Vの電圧で1Aの電流が流れているとき,1秒間に発生する熱量は( )Jである。( 1 )
□④ ③で電熱線に30秒間電流を流したとき,消費された電力量は( )Jである。( 30 )
大問4
AとBの2つの電熱線に電圧をそれぞれ加え,電圧と電流の大きさの変化を調べたら,下の表のようになりました。また,この表をグラフにすると,図のようになりました。
□① グラフの㋐,㋑は,それぞれ電熱線A,Bのどちらですか。( ア B )( イ A )
□② 電熱線AとBでは,どちらが電流が流れやすいですか。( B )
□③ 電熱線AとBでは,どちらが抵抗が大きいですか。( A )
□④ 電熱線AとBを直列につないだ場合と並列につないだ場合では,どちらが電流は流れやすいですか。( 並列につないだ場合 )
□⑤ 電熱線A,Bに同じ電圧をかけたとき,発熱量が大きいのはどちらですか。( B )
▶回路を流れる電流・電圧(p.147〜163)
□+極から−極までの電流が流れる道すじを回路(電気回路)という。
□電流の単位はアンペア(記号A)やミリアンペア(記号mA)である。
1A=1000mA
□電流を流そうとするはたらきの大きさはたらきの大きさを電圧という。電圧の単位はボルト(記号V)である。
□直列回路や並列回路では,電流と電圧の関係は下の図のようになる。
▶抵抗と電力(p.167〜181)
□電流の流れにくさを電気抵抗(抵抗)という。抵抗の単位はオーム(記号Ω)である。
□金属線を流れる電流の大きさは,金属線にかかる電圧に比例する。この関係をオームの法則といい,次の式で表される。
□抵抗R1とR2を直列と並列にそれぞれつないだとき,全体の抵抗Rは,次の式で表される。
□熱や光,音を発生させたり,運動を起こさせたりするなどの能力を,いっぱんにエネルギーという。
□電気は電気器具を通して,熱や音を発生させたり,運動を起こさせたりする。電気がもつエネルギーを電気エネルギーという。
□1秒間当たりに消費される電気エネルギーを電力といい,次の式で表される。電力の単位はワット(記号W)である。
電力P〔W〕=電圧V〔V〕×電流I〔A〕
□熱の量を熱量という。電熱線から発生する熱量は次の式で表される。熱量の単位はジュール(記号J)である。
熱量Q〔J〕=電力P〔W〕×時間t〔s〕
□ある時間に消費された電気エネルギーを電力量といい,次の式で表される。
電力量W〔J〕=電力P〔W〕×時間t〔s〕
電力量の単位はジュール(記号J)であるが,ワット秒(記号Ws),ワット時(記号Wh),キロワット時(記号kWh)も使われる。
□抵抗が小さい物質を導体,抵抗が大きい物質を不導体(絶縁体)という。