●レポートのかき方
レポートには,決まった型があります。まずは型にそった項目でかきましょう。
観察レポート例
実験レポート例
レポートは,自分が調べた内容をほかの人に伝えるためにかきます。知らない人が読んでわかるか,常にふり返りながらかきます。
●レポートで使う文例
<仮説>
・この課題の仮説は〜と考えました。
・おそらく〜と考えました。
・結果は〜と予想しました。
・わたしは〜と考えます。理由は〜
・もし〜としたら,〜です。
<計画>
・仮説を確かめるために,次の手順を考えました。まず〜,次に〜,最後に〜(まず〜,さらに〜)
・変える条件は〜,そろえる条件は〜です。なぜなら〜
<結果>
・〜のような手順で,〜の結果をえました。
・結果を表にまとめました。
・〜と〜を比べると,〜の点が同じです。〜の点が異なります。
<考察>
・結果から,次のことがいえます。まず〜,次に〜,最後に〜
・したがって〜といえます。
・仮説では〜と考えました。結果は〜でした。このことから〜
●発表のしかた
次の①〜⑥に気をつけて発表をしましょう。
①結論(要するに何か)を先に考える。
②結論を先に伝える。(ぼくは・わたしは〜を課題として,〜のような結論をえました。)
③結論を導いた理由を伝える。(このように考えた理由は〜だからです。)
④すぐに話す必要がある場合,心のなかで①〜③を考えてから話し始める。準備の時間があるときは,①〜③を下書きする。
⑤準備する時間が長めにあるときは,ほかの人の前で下書きにそって一度話してみる。まず,自分で気になることを修正する。さらに,ほかの人の感想を聞いて修正する。
⑥はっきり話す。自信がなくても,自信があるようにふるまうぐらいがよい。
●ほかの人のレポートを読んだとき,発表を聞いたときに気をつけること
次の①〜⑧に気をつけて,メモをとりましょう。
①誰が,いつ,どこで
②課題は何か
③どのような仮説を立てたか
④どのような手順で調べたか
⑤どのような結果をえたか
⑥結果からどのように考察したか
⑦考察は,どのような点で納得できるか,できないか
⑧探究の過程で疑問はあるか
●意見を言うコツ
ほかの人の話を聞いたときは,それに対して自分の考えを言います。「意見を言う」ということが,「その人の話をちゃんと聞いていたよ」というコミュニケーションになります。
意見を言う前には,次の①〜③に気をつけましょう。
①気づいたことを書き出し,自分の考えを整理する
②書き出した内容を黙読して,自分の考えをふり返る
③ほかの人の考えをメモする
意見を言ったり聞いたりしたあとは,自分の考えとほかの人の考えを比較して,必要があれば自分の考えを修正しましょう。