中学校 理科 2年 【2-4 天気とその変化 2章 天気の変化(p.242ー253) (p.253)】

大問1

図はある気圧配置を示しています。
□① 低気圧は,図のA,Bどちらですか。また,高気圧はどちらですか。( 低気圧:B )( 高気圧:A )
□② 図のBの中心付近では,空気は上昇していますか,下降していますか。( 上昇している。 )
□③ 中心付近が晴れているのは,図のA,Bどちらですか。(  A  )
□④ 風は,図のA,Bのどちらからどちらの方へふきますか。( AからB )


大問2

図はある前線のつくりを模式的に表しています。
□① 前線面と前線のちがいを説明しましょう。( 気団と気団の境界面が前線面で,前線面が地表とまじわるところが前線。 )
□② この前線は何前線ですか。このとき生じる雲は,どのような雲ですか。( 寒冷前線 )( 積乱雲 )
□③ この前線の記号を,下のア~エの中から選びましょう。(  )
□④ この前線が通過するときには,天気はどのように変化するでしょうか。簡単にまとめてみましょう。( 風向きが急に(北寄りに)変わり,大粒の雨が降り始め,気温が急激に下がる。 )



大問3

図は低気圧の模式図です。
□① 図のアとイの前線は,それぞれ何といいまか。( ア:寒冷前線 )( イ:温暖前線 )
□② 図のアの前線では,前線付近に強い上昇気流が生じます。この付近には,主にどのような雲が発生しすか。( 積乱雲 )
□③ 図のA,B,Cの地点では,今後,どのような気象の変化がそれぞれ予想されるでしょうか。( A: 気温が上がり,雨がやむ。 )( B:気温が急に下がり,大粒の雨が降り始める。 )( C:雨がやむ )


大問4

下のグラフは,ある晴れた日の気温,湿度,露点を示したものです。
□① この日の空気中の水蒸気量に大きな変化はありませんでした。これは何によってわかりますか。( 露点の変化が小さいから。 )
□② 空気中の水蒸気量が最も多かったのは,何時ごろですか。( 10時ごろ )
□③ 昼間,湿度が大きく下がったのはどうしてですか。( 空気中にふくまれる水蒸気量が1日中ほぼ一定なのに対して,昼間の気温が大きく上昇し,飽和水蒸気量が大きくなったためである。 )



▶気象要素の関係(p.243〜247)

□大気の中で起こる降雨,雲,風などの現象を気象という。
□気温,湿度,気圧,風向,風力,雨量,雲量などを気象要素という。


□気温は,晴れた日では,日の出とともに上昇し,昼すぎごろ最高になる。雨やくもりの日は,1日の気温の変化が小さい。晴れの日の湿度の変化は気温の変化と逆になる。気圧は,晴れた日は高く,雨の日は低い。
□気圧の同じ地点をなめらかにつないだ線を等圧線という。まわりより気圧の高いところを高気圧,まわりより気圧の低いところを低気圧という。


□高気圧や低気圧の分布を気圧配置といい,風は高気圧から低気圧に向かってふく。
□地図上の気圧配置の図に,各地の風向・風力,天気,前線などをかきこんだものが天気図である。

▶前線と天気の変化(p.248〜253)

□一様な性質をもつ大規模な空気のかたまりを気団という。
□寒気と暖気の境界面を前線面,前線面が地表とまじわるところを前線という。
□寒気が暖気側に進んでいくと寒冷前線ができる。この前線付近では,突風や雷をともなう大粒の雨が短時間にせまい範囲に降る。寒冷前線の通過後は気温が下がる。
□暖気が寒気側に進んでいくと温暖前線ができる。この前線付近では,長時間広い範囲で雨が降る。前線の通過後は気温が上がる。


□ほぼ同じ勢力の寒気と暖気がぶつかると,あまり動かない停滞前線ができる。
□寒冷前線が温暖前線に追いつくと閉そく前線ができる。
□日本付近では,低気圧や高気圧,前線は,西から東に移動することが多い。そのため,天気は西から東に向かって変化する。


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