中学校 理科 3年 【3-2 生物どうしのつながり 2章 遺伝と進化(p.94ー113) (p.113)】

大問1

次の問いに答えましょう。
□① 親の形質が子孫に現れることを何といいますか。(  遺伝  )
□② 染色体にある,生物の形質を決める要素を何といいますか。(  遺伝子  )
□③ 生殖細胞ができるときに起こる細胞分裂を何といいますか。(  減数分裂  )
□④ タマネギの根などの細胞分裂と,③の分裂とでは,分裂後の細胞がもつ染色体の数にどのようなちがいがありますか。次の言葉を使って,簡単に説明しましょう。
生殖細胞  染色体の数  細胞
半分になる  変わらない(  [解答例]タマネギの根などの体細胞分裂では,染色体の数はもとの細胞と変わらない。これに対して生殖細胞ができる減数分裂では,染色体の数はもとの細胞の半分になる。  )
□⑤ 有性生殖では,生殖細胞をつくるとき,親がもっている1対の遺伝子が分離して,別べつの生殖細胞に入ります。これを何の法則といいますか。(  分離の法則  )

大問2

丸粒の種子ができる純系のエンドウと,しわ粒の種子ができる純系のエンドウをかけ合わせると,子は,すべて丸粒の種子になりました。これについて次の問いに答えましょう。
□① エンドウの丸粒の種子としわ粒の種子のように,エンドウの1つの種子にはどちらかの形質しか現れません。このような2つの形質どうしを何といいますか。( 対立形質 )
□② 子に現れた丸粒の形質を何といいますか。また,子に現れなかったしわ粒の形質を何といいますか。( 丸粒:顕性 )( しわ粒:潜性 )

大問3

エンドウの丸粒の純系と,しわ粒の純系を受粉させる実験を行いました。エンドウの丸粒の遺伝子をA,しわ粒の遺伝子をaとします。
□① このときできる子の遺伝子の組み合わせを図Aのように表します。⑴~⑷にあてはまるAとaの組み合わせを下のア~ウの中から選びましょう。
ア AA  イ Aa  ウ aa
(1)(  イ  )(2)(  イ  )(3)(  イ  )(4)(  イ  )


□② ①でできた子を自家受粉させて,孫にあたる種子ができました。このときの遺伝子の組み合わせを図Bのように表します。⑴~⑷にあてはまるAとaの組み合わせを下のア~ウの中から選びましょう。
ア AA  イ Aa  ウ aa
(1)(  ア  )(2)(  イ  )(3)(  イ  )(4)(  ウ  )


□③ 子どうしからできた種子(孫)は,丸粒としわ粒が約3:1で現れます。この理由について,②で書き入れた図Bをもとにして説明しましょう。( [解答例]図Bで,Aは顕性,aが潜性なので,AAとAaは丸粒になり,aaがしわ粒になる。表の中で,丸粒になるのが3通りに対して,しわ粒は1通りなので,丸粒としわ粒は3:1で現れると考えられる。 )

大問4

次の問いに答えましょう。
□① 遺伝は親の染色体にある何が子に受けつがれることで起こりますか。( 遺伝子 )
□② ①の本体は何という物質ですか。( DNA(デオキシリボ核酸) )
□③ 現在では,②の物質をある生物からほかの生物に人工的に移すことができます。この技術が日常生活や,社会で利用されている例を1つあげましょう。( [解答例]イネの品種改良,医薬品の製造など )


▶遺伝(p.95〜97)

□親の形質(形や性質)が子孫に現れることを遺伝という。形質を決める要素を遺伝子とよび,遺伝子は染色体にある。
□無性生殖で生じた子は親とまったく同じ染色体をもっている。有性生殖では,両方の親の染色体を受けつぐ。
□有性生殖で,生殖細胞ができるときの細胞分裂を減数分裂という。生殖細胞がもつ染色体の数は,親の細胞の半分である。

▶遺伝の規則性(p.98〜108)

□エンドウの丸粒としわ粒のように,1つの個体にどちらかしか現れない2つの形質どうしを対立形質という。
□対立形質をもつ純系の親どうしをかけ合わせたとき,子に現れる形質を顕性の形質,子に現れない形質を潜性の形質という。
□減数分裂のとき,細胞のもつ1対の遺伝子が分離し,別べつの生殖細胞に入ることを分離の法則という。
□遺伝子の本体はDNA(デオキシリボ核酸)であり,染色体の中にある。

▶世代を重ねた生物の変化(p.109〜113)

□現在のはたらきや形が異なっていても,もとは同じであったと考えられる器官を相同器官という。
□生物が長い時間をかけて世代を重ねるうちに変化することを生物の進化という。


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