大問1
次の図は,月が地球のまわりを公転するようすを示しています。
□① 日本から南中した月を肉眼で観察したとき,次の(ア)〜(ウ)の形に見えるのは,それぞれ月がA〜Hのどの位置にあるときですか。( ア C )( イ A )( ウ H )
□② 夕方太陽が沈むころに見ることができないのは,月がA〜Hのどの位置にあるときですか。3つ選びましょう。( D,E,F )
□③ 日食,月食が起こるときの太陽,月,地球の位置関係を説明しましょう。( 日食が起こるときは,太陽,月,地球の順に一直線に並ぶ。月食が起こるときは,太陽,地球,月の順に一直線に並ぶ。 )
大問2
図Aは,金星と地球の公転する軌道,および,金星と地球の位置関係を示しています。また,図Bは,日本から天体望遠鏡で見た金星を,1か月ほどの期間をあけてそれぞれスケッチしたものです(ただし,天体望遠鏡では,上下左右が逆に見えます)。
□① 金星が明けの明星として見えるのは,A〜Dのどの位置にあるときですか。( CとD )
□② 金星がよいの明星として見えるのは,A〜Dのどの位置にあるときですか。( AとB )
□③ 図Bの(a)は,A〜Dのうちのどの位置にある金星のスケッチですか。( A )
□④ 図Bの(b)は,A〜Dのうちのどの位置にある金星のスケッチですか。( B )
大問3
太陽や惑星について,次のことを説明してみましょう。
□① 太陽が球状の天体であることを確かめるには,どのような観測を行えばよいでしょうか。( 天体望遠鏡で黒点を観察する。太陽が球体ならば,縁に近いところにある黒点は斜めに見ることになるので,中心部付近にあるときよりも形がつぶれて見えるはずである。 )
□② 肉眼で見える明るい星が惑星であることを確かめるには,どのような観測を行えばよいでしょうか。( 星を天体望遠鏡で観測して,表面の状態や形が確認できれば,恒星と区別できる。また,星座の中に見られる場合は,日を変えて観察し,星座との位置関係が変わっていれば,惑星である。 )
□③ 地球では,金星は真夜中に見ることはできません。それはどのような理由からでしょうか。( 金星の公転軌道が地球よりも内側にあるので,太陽と反対方向にはこないから。 )
▶月の満ち欠け(p.227〜231)
□月は,地球のまわりを約1か月の周期で公転している。太陽・月・地球の位置関係が変わるため,月の満ち欠けが起こる。
□太陽が月にかくされるのが日食であり,月が地球の影に入るのが月食である。
▶金星の満ち欠け(p.232〜234)
□金星は地球の内側で太陽のまわりを公転しているため,満ち欠けして見える。また,真夜中には見えない。
□火星は地球の外側で太陽のまわりを公転しているため,金星のように三日月の形に見えることはない。また,真夜中でも見られることがある。